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モデル体型じゃなくていい。管理栄養士が見つけた「自分軸」ダイエット

SNSでインスタグラマーのほっそりした体型を見たとき、友人の「3か月で5kg痩せたの!」なんて話を聞いたとき。うらやましいと思う反面、モヤモヤしていませんか?日頃から人の体型や体重を意識していると、気持ちだけ焦ってしまい、肝心な体型管理はうまくいかず、、、なんてことに。だからこそ、まずは自分が心地よいと思える目標を見つけることが大切です。

今回は、過去に他人と自分の比較を辞められず、ダイエットに悩み過食傾向だった私が見つけた、「自分軸ダイエット」のコツをおすすめします。モヤモヤしている方は、必ず最後まで読んでくださいね。

目次

なぜダイエットのモチベーションは続かないのか?

そもそも「痩せたいけど、何だかやる気が、、、」となる理由に「過去にリバウンドしたため、痩せても維持できる自信がない」「痩せようとしても続かないため、やっても無駄だと思ってしまう」といった声を多く聞きます。

まずは、モチベーションがなぜ続かないのか解説します。

  • 他人の理想を追い求めるため
  • 体重にとらわれすぎるため
  • 目標が自分に合っていないため

モチベーションが続かない理由①他人の理想を追い求めるため

「誰かの理想に近づきたい」と思うのは自然なことですが、他人の理想を追うことには落とし穴があります。なぜなら、そもそも人によって筋肉の付き方、骨の太さ、代謝など体つきが異なるため、「あの人のベスト体型」と「あなたのベスト体型」は同じになることはないのです。

以前、私の知人がとあるK-popアイドルの握手会に参加し、華奢な体型に衝撃を受けダイエットを始めていました。食事制限や運動を一生懸命頑張っていましたが、数か月後「あんまり変わんないんだよね」と一言。

彼女は減量し見た目もすっきりしたのですが、もともと筋肉質な体型。目指していたアイドルとは、骨格や体質が違うため、せっかく痩せたのに「なんか違った」とがっかりしてしまったのです。他人の体型を追い求めることの落とし穴は、「努力してもなかなか満足できない」というところにあります。

モチベーションが続かない理由②体重にとらわれるため

体重計に乗ったとき、つい一喜一憂してしまいませんか?努力しても体重が増えるともやもやしますし、何もしていなくても体重が減ると嬉しくなりますよね。でも、数字にとらわれることは、ダイエットを続けるうえで逆効果になることも多いのです。

なぜなら、体重は筋肉、脂肪、水分、胃に残る食事、便など要素の重さから決まります。そのため体脂肪が減っても体内の便の量が多いと体重は増えますし、体脂肪が増え、筋肉量が減ると体重は減ります。※ 

ダイエットをするうえで体重管理はとても大切ですが、あくまでも「どんな体型になりたいか」が最優先です。体重とは適度な距離感で付き合いましょう。

※基本的に脂肪より筋肉の方が重いため、脂肪が減って筋肉がつくと体重は増加します。

モチベーションが続かない理由③自分に合わない目標設定

短期間で大きな変化を出そうと無理な目標を設定することも、モチベーションの低下につながります。SNSで「目指せ3か月で-10kg!」なんて投稿を見ると、「私もできるかも!?」なんて期待してしまいますよね。しかし短期間のダイエットは挫折とリバウンドのリスクがつきもの。そもそも、10kgも痩せる必要がない人も多いですよね。目標を立てた後に、「本当に自分に合った目標なのか」を一度振り返ることが大切です。

自分らしい理想の体型を見つける方法

自分らしい理想の体型を見つけるうえで、下記の点を意識しましょう。

  • 「なぜ痩せたいのか」を明確にする
  • 理想の体型を言語化する
  • 自分の価値観に合った目標設定

方法①「そもそもなぜ痩せたいのか」を明確にする

そもそもなぜ痩せたいのか、理由ははっきりしていますか?痩せるというのは自分の望みを叶えるための手段の1つなため、望みをはっきりさせることが大切です。ここがブレてしまうことは、後にモチベーションの低下につながってしまうのです。

例えば「タンスに眠っているお気に入りの袖なしトップスを着こなしたい」「子供の卒園式で、すっきりした顔で写真に写りたい」など、具体的に言語化することが大切です。ここがはっきりすると、ワクワクしながらダイエットをすることができますよね。まずは痩せる理由を、はっきりさせましょう。

方法②理想の体型を言語化する

自分らしい理想の体型を見つけるためには、以下の点を意識しましょう。

1.自分の好きな部分を知る

意外かもしれませんが、自分の好きな部分を知ることが大切です。なぜなら「変えたい部分」にばかり目が行くと、自己肯定感はどんどん下がるばかり。鏡をじっくり見て、自分が好きな体の部分を探してみてください。よく観察すると「肌の色がきれい」「フェイスラインがシュッとしている」といった自分の好きな部分が見えてくるはずです。まずは好きな部分から目を向けましょう。

2. 現実的な理想を描く

体型に関する理想を具体的に言語化してみましょう。「袖なしの服を着た時も腕の太さが目立たない」「浮き輪肉がないお腹」といった具合です。ここで大切なのが「〇〇さんみたいに」と他人の体をイメージしないことです。自分の体をじっくり見たうえで、具体的にどうなりたいかを明確にしましょう。

方法③自分の価値観に合った目標設定

ダイエットをするときには、自分の価値観に合った目標を持つことがとても大切です。特にネットや雑誌でダイエット情報を収集すると「ダイエット中は絶対自炊!」「ダイエット中は1日〇〇歩以上は必須!」といった情報がたくさん流れてきますよね。

しかし、ダイエット中とはいえ譲れないポイントは人それぞれ。「平日はヘルシーにしたいけど、週末の外食だけは外せない」「ウォーキングはつまらないから室内で筋トレをしたい」など、自分のちょっとしたわがままも大切にすることで、食事の調整も運動も、続けやすくなります。

周りに流されず、「自分ならどの選択肢がベストか」を大切にしながら目標設定していきましょう。

モチベーション、どうやって維持する?

私がダイエット中に意識しているモチベーション維持の方法は、以下の3つです。

  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 楽しく習慣をつくる
  • 自分を褒める

モチベーション維持の方法①小さな成功体験を積み重ねる

ダイエットを成功させるためには、まずは小さな目標から始めることが大切です。なぜなら多くの方が、ストイックな目標を立てることで挫折してしまうからです。目標を立てる際は「夕食のご飯の量を3割減らす」「1日2000歩多く歩く」など、今日からでも無理なくできそうな目標を立ててください。小さな成功体験を積み重ねることが、自信につながるのです。

モチベーション維持の方法②楽しく習慣をつくる

無理なく楽しくダイエットを続けるためには、習慣化がカギになります。普段の生活の中で取り入れやすい工夫を考えてみましょう。新しく何かを習慣化したい場合、タイミングを決めるのがコツ。退勤時に一駅歩く、夕食後に10分動画を見ながら体を動かす、など具体的に決めることで習慣化しやすくなります。

また、友人や家族を巻き込んでしまうのも、習慣化のコツになります。私自身も夕食後の散歩が続かないと感じていた時、夫と一緒に歩くようにしたことで習慣化することができました。一人で頑張らず、どんどん人の手を借りましょう。

モチベーション維持の方法③自分を褒める

ダイエットを続けるためには、自分を褒めることが重要です。ダイエットを始めると、つい「お菓子食べちゃった、、、」「仕事が忙しくて歩けなかった、、、」と出来ていないことに目が向いてしまいますよね。逆に多くの人は、自分が決めたことに取り組めても「それは当たり前」と自分を褒めません。

少しでも取り組めたことがあれば、まずは自分をしっかり褒めましょう。どうしても自分ができていないことに目が向いてしまう方は、日記を書くことがおすすめです。ノートやスマホのメモアプリに、その日取り組めたことを記録していきましょう。人の記憶はどんどん薄れてしまうのですが、記録を振り返ることで「こんなに自分は継続できているんだ」と自分を認めることができますよ。

ダイエット中のメンタルコントロール法

ダイエットのモチベーションを維持するには、メンタルコントロールも大切ですよね。

下記の2点を大切にしましょう。

  • リフレッシュ法を確保する
  • 情報と距離を取る

ダイエット中のメンタルコントロール法①リフレッシュ法を確保する

ダイエット中は、どうしてもストレスがついて回るものです。食事調整で好きな食べ物を控えていたり、思うように成果が出ないと心が疲れてしまいますよね。しかし、ストレスは工夫次第で上手に向き合うことが可能です。自分に合ったストレス解消法を見つけておきましょう。

お気に入りの音楽を聴く、アロマを炊く、ゆっくりお風呂に入る、ずっと読みたかった漫画の新刊を読むなど食事以外にもリフレッシュ法はたくさんあります。そもそも太りやすい方は、ストレス発散=食 となりがちです。ストレスを感じたときにリフレッシュする時間を意識的に持つことで、ダイエットがより楽しいものに変わっていきますよ。

ダイエット中のメンタルコントロール法②情報と距離を取る

ダイエット中はついついダイエット情報が目に入ってしまいますが、目に入る情報が多いと逆にストレスを感じることも。食事のこと、運動のこと、マッサージ、ファスティング、、、情報が増えると混乱してしまいますよね。

そんな時は思い切ってSNSアプリをアンインストールしたり、ダイエット情報の検索をすべてやめてみることも大切。実際に私自身も、情報に疲れた時はデジタルデトックスを意識しています。情報過多になると、メンタルもどんどんぶれやすくなります。情報と適度に距離を摂ることで、自分のやるべきことや目標に集中しやすくなりますよ。

「あの人」みたいにならなくていい。今日から始める「自分軸」ダイエットまとめ

ダイエットの成功には、自分軸をしっかり持つことが大切です。「自分はいったいどうなりたいのか」を明確にし、よそ見をせずにコツコツやるべきことに取り組むことが、一番の近道です。また、ダイエットは短期間の努力ではなく、長い旅です。「小さな成功を大切にする」心構えが長続きの秘訣です。自分の変化を細かくキャッチし、楽しみながら旅をしていきましょう。

「ダイエットのやる気は出たけど、何から始めてよいかわからない、、、」

「一人でやるのは少し不安だな、、、」

という方は、プロの手を借りることもおすすめです。

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この記事を書いた人

宮前 千咲季のアバター 宮前 千咲季 管理栄養士

・管理栄養士
・分子栄養学カウンセラー

保育園栄養士を経て、特定保健指導業務に従事。1000人以上の方の指導を行う。
担当した参加者の減量率は、参加者全体の平均を大きく上回る。

現在はダイエットサポートやコラムの作成に加え
「食事でブレない心をつくる」をモットーに
体質改善サポートを実施中。

自律神経が整うことで
「自己肯定感が上がった」
「頭痛が減った」
「イライラしなくなった」など
心身の調子が上がったとの感想を多数頂く。