脊柱の分節的な動きと体幹の安定性を高め、コアの機能回復を目的とするエクササイズです。
目次
エクササイズ
- マット上に座り、タワー側を向いて両手でプッシュスルーバーを握る。足は軽く膝を曲げ、足裏をポールに当てる。
- 吸って背筋を伸ばし、吐きながら骨盤を後傾させてゆっくりと背骨を丸める。脊柱をアーティキュレーションしながら後方へロールバック。
- 吸いながら背骨を下から順に起こし、再び背筋を伸ばしてスタートポジションへ戻る。

スタートポジション

フィニッシュポジション
呼吸: 吸って準備、吐きながら後方へロールバック、吸いながら戻る。
効果・ターゲット
- 腹横筋・多裂筋の活性化による体幹安定性向上
- 脊柱の分節的な動き(アーティキュレーション)の改善
- 骨盤と脊柱の連動性の回復
- 背中や腰の筋が緩むことによる姿勢改善・腰部の緊張緩和
ポイント
- 脊柱全体でなめらかなカーブを描くように丸める。
- エロンゲーションを意識して、肋骨を内旋させながら動く。
- 首や肩に力を入れず、バーは軽く保持する(バーにぶら下がらない)。
- 背骨を一つずつ動かすように意識してコントロールする。

このエクササイズは、体幹の安定性を高めながら脊柱の柔軟性を引き出すのに効果的です。
背骨を一つずつ動かす感覚を養うことで、動作のコントロール力と姿勢保持力の両方を改善できます。
デスクワークや立ち仕事などで背中の緊張が強い方、またコアのサポート力を取り戻したい方にもおすすめです。
バーを頼りすぎず、自分の力で動きをコントロールする意識を持ちましょう。