こんにちは!
バレエ専門のパーソナルトレーナー、バーオソルクニアセフメソッドトレーナーの隅田咲です。
バレエを習っている方に質問です。
皆さんは、パッセやアラベスクなど「片足立ち」でバランスを維持することができますか?
片足立ちが苦手な人は、脚を鍛えようと考えがちですが、実は気をつけるべきポイントは姿勢だったりします。
今回は、なぜ片足立ちに姿勢が関わってくるのか、バレエを習っているのに姿勢が悪くなるのはなぜか、30年以上バレエに携わっている経験を踏まえて説明します。
バレエの片足立ちでバランスを取るには「姿勢」が重要
片足でバランスをとる力には姿勢が大きく関係します。
まず、冒頭のような「片足立ち」でバランスをキープするためには足裏に正しく重心がかかっている必要があります。
その足裏の重心を左右するのが、姿勢です。
重心と姿勢の関係は深く、姿勢による重心の変化はバランス力に大きく関係します。
身体はつながっているので、肩の歪みは骨盤に影響し、骨盤の歪みは最終的に足裏の重心まで変えてしまうのです。
そのため、
片足でバランスがうまくとれない=姿勢の崩れが影響している
可能性が高くなります。
そこで、こんな疑問が出てくる方も多いのではないでしょうか?
“バレエを習っているのに、姿勢が悪くなるはずない”
私も約30年バレエを習っていたのでバレエに関して詳しいですし、そう思っていました。
ですが、7年のパーソナルトレーナーとしての経験から分かるのは、バレエを習っているからこそ姿勢が悪くなるという場合もあるということです。
バレエを習っているからこそ姿勢が悪くなる原因
バレエは、股関節を大きく動かしたり・回転・バランスなど特殊な動きが多いです。
その特殊な動きをするために、使われる筋肉が偏ってしまうことがあります。
バレエだけではなくて、フィギュアスケートや新体操など審美系のスポーツにも共通しています。
筋肉のバランスが変わると、柔軟性にも偏りが出て、最終的に姿勢のバランスが崩れてしまいます。
そしてそれが、片足のバランスが取れなくなってしまうことに繋がるのです。
つまり、バランス力を改善するためには姿勢を改善することが大切なのです。
また、プロの指導を受けて使っている筋肉の偏りを理解することで、バランス力が改善できます。
実際の指導内容が気になる方は、次の記事も目を通してみてください。
片足立ちできるようになるための姿勢改善バレエエクササイズ
猫背解消につながる片足立ちトレーニングを紹介します。
- 右足を前に出して、両手を横に広げて前に出す
- 上体を右に捻る
- もとに戻したら右足の上にバランスをのせて、左足を上げる
- 動きをつけるように3回繰り返す
呼吸を止めずに、バレリーナになった気分でしなやかに動いてみましょう。
続けることで、きれいなボディラインになれますよ!
動画でもくわしく解説しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
バレエで片足立ちできるようになるためには姿勢を改善しよう
先ほど述べたように片足立ちのバランス力改善のためには姿勢を改善することが大切ですが、ではどうしたら姿勢が改善できるのでしょうか?
それには、ストレッチやエクササイズで使われすぎている筋肉のバランスを1つ1つ整え、身体の歪みを改善することが大切です。
一人ひとり身体は違うので、自分に必要なエクササイズやストレッチを行う必要があります。
姿勢が改善されると、足裏の重心が正しい位置にかかるようになります。
アテール(=床に踵をつけた状態)の場合はもちろんルルベ(踵をあげた場合)でも、グラグラしなくなります。
また、他の片足の動作が多いスポーツなどでも軸を保てるようになり、パフォーマンスアップにつながります。
以下のようなことが頻繁に起こる方は、一度姿勢を見直してみる必要があるかもしれません。
- パッセやアラベスクなど片足立ちがグラグラしやすい
- 回転で軸がぶれてしまう
- シューズの外側や内側ばかりが減る
Primaのパーソナルトレーニングではバレエのことを理解したプロのトレーナーが、一人一人の方の骨格・身体のバランスに合わせて身体の歪みを根本から改善します。
バレエやスポーツにおいてバランス力を向上できるよう、あなただけのオーダーメイドのプランでトレーニングを行います。
バレエ上達・フォーマンスアップを目指す方は、ぜひ一度Primaのバレエのためのパーソナルトレーニングをご体験くださいね!